昨夜、少し上の先輩からメールがきた。
会いたい、という内容だった。
最近話す機会もなかったし、俺も会いたいなぁなんて思う。
そのやりとりのなかで、なぜか俺の書いた芝居の台本の話へ・・・。
実は年始に台本を一本書いた。年末に書きたいなぁと思っていたものを書いた。
タイトルを『阿修羅乃道』or『阿修羅乃華』といいます。
なぜorとつくのか?しかも、読んだことある人はわかるのだけど、タイトルがまたなんか変わってる。
いかんせん俺、台本を書いてもタイトルがつけられない。この前作演した芝居の時も、ぎりぎりまで決められなかった。
それで最終的についた名前が・・・『THE 日本!!~記憶喪失ノ日本ダカラ~』
お~?B級映画??
ま、それはおいといて・・・書いた台本の話。
とはいっても、あらすじなんて書けないんですよね。
俺、話の先を知ってしまうのが嫌いだから。話の先を知らずに観たり読んだりする楽しさを知っているから。
だから、できたら話の内容を全く知らずに読んでほしい。書くときも、そういう相手をどきどきさせられるように書いたつもり。
昨日メールしてた先輩にもあらすじを聞かれた。一応メールでうった・・・けど、内容が全く違う感じ(笑)
その流れでもう一つ聞かれた・・・ハッピーエンド?バッドエンド?
・・・これ、よく聞かれます。なんでかっていうと、前書いた芝居がバッドエンドにみられやすい内容だから。しかも、若干反則的な。
でも、この質問に俺は答えられないんです。
・・・なんでって?
書いている俺もわからないから。
ハッピーエンドのつもりでもあるしバッドエンドのつもりでもあるんです。
それが実際どっちなのかは俺がわからない。俺という人間がそれを理解できるまで至っていない。
俺なりの答えはあるんだけど、人という尺度にまで持ってきちゃうと、それがどうなのかわからない。
前書いた芝居を上演したときは、アンケートがすごいおもしろかった。
完全にバッドエンドととる人、逆にハッピーエンドととる人、そういう表現意外で捉える人・・・
俺は、それは観た人の経験してきた人生で変わるのだと思う。
経験、人生、性格・・・そんなの皆違う。だから、一つのものを観ても答えは皆違う。
何が正しくて何が正しくないのか?何が幸せで何が不幸せなのか?
これを考えることってある意味すごい大事・・・なんじゃないかって思う。
俺は観た人に考えてほしい。それがどんな結論でも、たとえ自分と答えが違ってもいい。
いや、答えなんて違うもの。経験してきたものが違うから。
まずは考えてもらうこと。
そして、そこから人に何かを与えられるようになったら・・・すごいと思う。
そんな話を書きたいなぁ。
ちなみに、今回書いた台本を読んだ子がその台本を「めっちゃエンタメで、めっちゃ暗い話」と評していたらしい。
暗い・・・なるほどなるほど。それも一つの見方。
その前にめっちゃエンタメでってつくのが笑えてしまうけども(笑)
そういや、ZTONのHPの団員紹介・・・俺の役職に作家とか書かれてる(笑)
作家してないっすよ。台本、ほとんど書いてないっすよ。
ためさんのホンは現実を見てる感じがしますね。
だから、これからのZTONロマンチスト河瀬路線とリアリスト為房路線の2本柱で行ったらいいんじゃないかと思うわけですよ(笑)