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2024/04/26 18:11 |
ホルモー。。
久々の本レビューです!!
これまでずっと北方版三国志を読んでました!!
全13巻・・・長かった。読みきりましたとも!!
ただ、今回はそのレビューじゃありません。
伊坂作品とか、十二国記とか全然レビューしてないけど、それより先にこちら!

P2008040300031.jpg
『鴨川ホルモー』

万城目学さんの作品。『鹿男あをによし』の原作で有名かな?

京都を舞台にしたとある競技のお話。

鬼を絡ませた、大学生の青春ストーリー。

ずいぶん前にニシムタさんにコメントでお勧めしてもらった作品。
その場で図書館に予約して、ものすごい時間かかってようやく手元に・・・きたのは実は何ヶ月か前で(笑)
これ自体は・・・正直僕はあまり楽しめなかったんです。
舞台が京都って事で、地名とかでかなり楽しめた部分はあったけど、ストーリー自体は・・・あぁ、良くも悪くも鹿男の人っぽいって思った。
必ず甘い不器用な恋愛みたいなのが絡んでくるとことか。
すんなり読めるし、面白いんだけど・・・なんか物足りない感じ。
青春ストーリーで甘い気持ちになりたい人にはおすすめかも?

この『鴨川ホルモー』だけならレビュー書く気にならなかったんですが(実際これまで書いてこなかったし)・・・じゃあなんで書く気になったのかと。
それはこれ!

200707000370.jpg
『ホルモー六景』!!

見たまま!読んだまま!!

『鴨川ホルモー』の続編!

・・・いや、番外編?

読み始めるまでは、『鴨川ホルモー』の続編ってどうするのか謎だったんです。
続けられなさそうな内容だから。

ただ、読んで納得。
六景の名の通り、六つの短編が入ってる本なんです。
『鴨川ホルモー』と同じ舞台の六つのオムニバス。
これが面白かった!!

オムニバスなので、面白いものもそうじゃないのもあるんですが、それをレビュー!(ネタバレ含むかも)

一景、鴨川(小)ホルモー
いきなり知らない人たちの話になり少し混乱(笑)
段々なれはじめると、すすっと読めて一気に読んじゃいました。
二人静の女性同士の関係がいまいち劇的すぎるものの、最後の決闘からの流れがすき☆
定子の「ここに等間隔になって座りたかったなあ」は、中々に切ない!!

二景、ローマ風の休日
万城目さんの得意とする感じ(笑)
甘い青い(笑)
そんな感じ(笑)

三景、もっちゃん
趣向は面白い♪
最初は普通に安部だと思ってたけど・・・みたいな?
でも内容が面白くない(苦笑)
中だるみし始める・・・

四景、同志社大学黄竜陣
これはなかなかにいい!
最初はメインの女の子が『鴨川ホルモー』本編に出てきてたことを気づかせないとこがいい!
芦屋の元彼女だとは・・・
しかも、読者はあぁこれがこうなるのねっていう楽しみ方ができる!
ちょっと読者サービス感溢れるお話。
これは続きがあるんじゃないかなって思ったんだけど・・・ないのかな??
続きが読みたい。
まぁ、芦屋対巴は年代的にありえないですが。
しかも芦屋が圧勝しそうですが・・・なんせ呂布ですから、芦屋は。

五景、丸の内サミット
ここにきてまたも混乱(笑)
いきなり東京に舞台が・・・
でもでも、ホルモーは離れません。当たり前か・・・
ホルモーってものがちょっぴり特殊なものってことをうまく使った話だなって思いました。
嫌いじゃないけど、いまいち!

六景、長持の恋
これが一番よかった・・・
むしろこれがあったからレビュー書いたみたいな(笑)
不思議な木の板を通して、信長の家臣の人と文通をする、淡い恋物語なんですが・・・
明智光秀のばかぁ!!ってなります。
・・・いやいや、お決まりですけどね(笑)
お決まりだけど、相手の送ってきた最後の文章とか、それに対する珠美の気持ちとか・・・むむむむ。
相手も珠美と同じように日々の暮らしの中で文通してる姿とか想像して・・・うーん。
そしてきわめつけは、
光秀に攻められて命からがら書いて汚い文章の中で・・・

最後の「おたま」だけ、これまで読んできたなかでいちばん上手な「おたま」だった。

ってとこ!!
ううううううううわーーーーーー!!
どういう気持ちで書いたんだ!
いとしかったんだよね?そうだよね?
とか、勝手に盛り上がってました(笑)

そ、想像・・・想像が大事なんだよね・・・(恥)

『鴨川ホルモー』は来年春くらいに映画化するらしいですね。
立命にも撮影がきてましたね(笑)
本の中には中央広場が戦場として登場してたけど・・・もうほとんどないぞ(笑)?
個人的には、『ホルモー六景』に無限洞が登場したのに笑った。
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2008/07/03 13:05 | Comments(3) | TrackBack() | 本のこと

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コメント

読んでいただけたようで(笑)

やっぱりOBとしては無限洞が出てきた時興奮しました。
てか京都で学生した人じゃないとわからない所がいっぱい出てきますね。西院の黄色い自動車学校とか。

「吉田代替わりの儀」とか珠美が会長になった経緯とかのくだらなさが大学生っぽくて好き。
「長持ちの恋」でちょんまげの彼が物凄く素敵に見えたのが不思議。

芦屋のダメさが露見しましたね。安部と巴は絶対気が合うでしょう。

個人的には「ローマ風の休日」のきゅんきゅん具合が好きです。

ホルモーを読んだ後は、自転車で京都の街を走りたくなります。
だからやたら人に薦めてます(笑)
posted by ニシムタat 2008/07/03 14:04 [ コメントを修正する ]
分かる(^O^)知ってる地名出てくるとテンション上がる
セリフとかに出てくると、そこだけ変に力入るみたいな・・・今のとこそんな経験ないけど(*^_^*)
posted by たこの人生at 2008/07/04 08:48 [ コメントを修正する ]
ニシムタさん>読んだよー☆
うん、中央広場と無限洞は熱かった(笑)てか、ほんとに京都に住んでないと住んでるとでは読み方全然変わるよ、あれ。
確かに…なぜかあのちょんまげ君が素敵に見えた(笑)
ま、珠美のおかげでちょんまげをやめるのだろうけども…にやにや。
素敵なお勧めありがとう!

たこの人生さん>確かに!なかなかそんな芝居はないですね…ご近所に根付いた芝居(笑)
posted by 為房at 2008/07/04 13:09 [ コメントを修正する ]

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